しっくりとくるポジションを見つけにくいのも原因である。シートに身を包まれるというよりも、ベンチに座っているといった感覚である。

1.2ℓのエンジンも特に素晴らしいとはいえない。市街地を走るのみならばいいが、いざカントリーロードにでると途端にあたふたとしはじめる。

もしポップな外観に見合ったエンジンを欲するのであればツインエア・エンジンの方を勧める。もちろんツインエアも限界点はあるが、元気がよく夢中になれるからだ。

ならば1.2ℓエンジンを搭載したモデルは悲観的なのか?

たしかに絶対的な能力はあまり褒められたものではないが、ドライブを終えたテスターは皆、笑顔になっていた。