フォルクスワーゲン・パサート・オールトラック2.0TDI

公開 : 2015.09.04 23:40  更新 : 2017.05.29 18:57

150psの2.0ℓ TDIエンジンはオールトラックにぴったりとフィットしている。パワー・デリバリーには柔軟性があり、特に中回転域の押し出し感は強い。

0-100km/hタイムは9.2秒、最高速度が204km/hであるにもかかわらず、複合サイクル燃費が20.4km/ℓ、CO2排出量が130g/kmと優秀なのもいい。

ドライブ・モードはエコ/ノーマル/スポーツ/インディビジュアルの4種。インディビジュアルは、ステアリングやスロットル、ギアボックスの仕立てを好みに合わせて変更できる。

さらにオプションで可変シャシー・コントロール・システムを組み合わせれば ‘オフロード’ なるドライブ・モードが追加される。

即座にボディの上下動を収束させるため、車高が高くなっているにもかかわらずボディ・ロールは控えめ。九十九折でもこちらが不安になるような動きは一切ない。もちろん基準車にくらべると車体はリーンしやすいが、荷室容量があまり変わらないトゥアレグほどぐらりと揺れ動くことはないので安心されたい。

快適性重視のノーマル・モードでは、スプリングの可動域が大きいため乗り心地もわずかによくなっている。基準車と同じく電気機械式ステアリングは市街地では軽く、速度を積めば重みは増す。フォードバックはよくいえば控えめ。悪くいえば希薄。

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