F1グランプリ第12戦 イタリアGP ーー ハミルトン、今季7勝目
公開 : 2015.09.07 22:40 更新 : 2017.06.01 02:05
2015年シーズンF1のヨーロッパ・ラウンドの最終戦、イタリア・グランプリがモンツァ・サーキットを舞台に行われた。
スタートでは、ポール・ポジションからスタートしたメルセデスのハミルトンが何事もなかったかのように順当に1コーナーへ突入。しかし、その後ろは大混乱だった。今年予選最高位を得た2番手のフェラーリ、ライコネンがスタート寸前にエンジンをストールさせてしまいほぼ最後尾まで順位を落としてしまう。3番手のベッテルが2番手に上がったが、ライコネンの直後にいた4番手スタートのロズベルグもストールのとばっちりを受けてしまい、大きく順位を落とす。
ハミルトン、ベッテル、そしてマッサとボッタスというウイリアムズの2台というオーダーで、序盤、そして中盤のレースが過ぎていく。
2回めのタイヤ交換を終え、第3スティントに入ったところで、徐々に追い上げてきたロズベルグがウイリアムズ勢を交わして3位に浮上する。しかし、そのロズベルグは、ラスト2周というところでエンジンが火を吹きレースを終えた。メルセデスにとって、今年始めてのリタイアとなった。
そのロズベルグに脱落で、3番手には再びウイリアムズのマッサが入った。ハミルトンは今季7勝目、そして通算40勝目で優勝。2番手には地元フェラーリのティフォシ達を満足させる結果となったベッテルが入賞した。
レース終盤、トップを独走していたハミルトンに、ピットからさらなるペース・アップの指示が出され、一瞬サーキットが騒然とした。これはタイヤの内圧が指定よりの低いとテレメータ・システムに表示されたためのもの。状況によっては25秒のペナルティが加えられる可能性があったため、その時点で約23秒ほどあった2位ベッテルとの差を更に広げようとしたものだった。結局、この件は審議対象となったものの、ノーペナルティでハミルトンの優勝に変わりはなかった。
次戦、シンガポールGPは、市街地でのナイトレースだ。
第12戦 イタリアGP結果
1 | L.ハミルトン | メルセデス-AMG |
2 | S.ベッテル | フェラーリ |
3 | F.マッサ | ウイリアムズ |
4 | V.ボッタス | ウイリアムズ |
5 | K.ライコネン | フェラーリ |
6 | S.ペレス | フォース・インディア |
7 | N.ヒュルケンベルグ | フォース・インディア |
8 | D.リカルド | レッドブル |
9 | M.エリクソン | サウバー |
10 | D.クビアト | レッドブル |
ポイント・ランキング
1 | L.ハミルトン | 252 |
2 | N.ロズベルグ | 199 |
3 | S.ベッテル | 178 |
4 | F.マッサ | 97 |
5 | K.ライコネン | 92 |
6 | V.ボッタス | 91 |