フォルクスワーゲンの新代表取締役であるスヴェン シュタインは、ゴルフをベースにしたプラグイン・ハイブリッド・モデルのゴルフGTEを発表。本日から全国のフォルクスワーゲン正規販売店で発売する。

ボディカラーは全5色で、全国希望小売価格税込は4,990,000円。なお、この車両の購入に際しては、最大 38万円のクリーン・エネルギー自動車等導入促進対策費が適用される。

ゴルフGTEは、これから本格的に始まる自動車の電動化に向けた技術革新のロードマップを視野に入れながら、フォルクスワーゲン独自の環境戦略に基づいて開発したフォルクスワーゲン初のPHEVだ。

そして、この新しいフォルクスワーゲンのPHEVは、これまでフォルクスワーゲンが長年にわたって蓄積してきたクルマづくりのノウハウと最新の生産方式MQBモジュールによるさまざまなメリット(安全、快適装備の標準化など)を惜しみなく注ぎ込んだモデルでもある。

つまり、ゴルフGTEは、環境への配慮と走りをあきらめないという相反するテーマに対して、フォルクスワーゲンが強い意志を込めて高次元で解決した、 まったく新しいコンセプトを持つPHEVモデルだと主張する。

ゴルフGTEは、ゼロエミッションの電気自動車として走るEモードと、エンジンと電気モーターを効率よく駆動して走るハイブリッド・モード、そして、従来のHVやPHEVには無いパワフルでスポーティな走りを楽しめるGTEモードという3つのユニークなドライブ・モードがあり、ドライバーはこれをいつでも自由に選択して走ることができる。

ゴルフGTEのパワートレインは、1.4ℓのTSIエンジンと電気モーターを内蔵した6速DSGで構成されている。駆動用バッテリーは、外部からの充電が可能なエネルギー容量8.7kWhのリチウムイオン・バッテリーを採用している。

これにより、電気モーター(Eモード)だけで最長53.1km走ることが可能になった。さらにこのEモードでは、最高130km/hまで電気モーターによる鋭い加速が味わえ、この速度での巡航も可能なゴルフGTEならではのスポーツ性能を有している。

また、エンジンと電気モーターを効率よく駆動して走行するHVモードでは、23.8km/ℓと、優れた燃費効率を実現した。トランスミッションは、フォルクスワーゲンがPHEV専用に開発した6速DSGとなる。

GTEという車名が表すとおり、ゴルフGTEは、コンパクトカー・セグメントで世界的な名声を誇るスポーツ・モデル、ゴルフGTIの系譜を受け継ぐ、ダイナミックでスポーティな走行性能も自慢だ。

ドライバーはGTEボタンを押すだけで、PHEVのゴルフGTEをスポーツカーのように走らせることができるのだそうだ。このGTEモードでは、1.4ℓ TSIエンジンと電気モーターが同時に作動し、0-100km/h加速は7.6秒となる。

なお、ゴルフGTEに関しては既にAUTOCARで試乗済みであるため、以下のリンクから参照されたい。