ロールス・ロイス・ドーンを発表。詳細写真を入手
公開 : 2015.09.09 22:40 更新 : 2017.06.01 02:05
ロールス・ロイスのラインナップにソフト・トップのコンバーチブル・モデル、ドーンが加わる。
1952年にわずか28台だけ製造されたシルバードーン・ドロップヘッドにインスピレーションを受けたという新型は、レイスをベースにしているものの、そのボディワークは80%が専用品だという。
エクステリアでレイスと共用しているのは、ドアとグリル周辺のみ。21秒でオープンできるルーフは、時速48km/hまで開閉に対応。インテリアは、大人4人にとって十分なスペースが与えられている。
同社によると、ルーフを持たない新型車ドーンが、ロールス・ロイスとしてふさわしい静粛性を持ち合わせるために、エンジニアは知恵をしぼり、ロールスの代名詞ともいえる “マジックカーペットのような乗り心地” を実現したという。
4シーター・コンバーチブル・モデルとして世界最高の剛性を標榜するドーンには、エア・スプリングと新設計のアンチ・ロールバーのほか、動力性能を高める新開発サスペンション・システムを与えた。なお、後輪のトレッドはゴーストに比べて24mm拡大している。
ゴーストにも搭載される6.6ℓ V12ツインターボ・エンジンは、570ps/5250rpm、79.5kg-m/1500rpmを発生。その動力は、ナビゲーションの情報をもとに変速の予測機能を備えたZF製8速ATを介して後輪へ伝わる。0-100km/h加速は4.9秒。欧州複合燃費は8.46km/ℓ、CO2排出量は330g/kmだ。
車両重量は、レイスよりも200kg重い2560kg。発売は来年初頭で、価格は£250,000(4,625万円)を予定している。
ゲールス・テイラー(ロールス・ロイスのデザイン・ディレクター)との一問一答。
新型車ドーンは、ドライバーのためのロールスですか。それともリア・シートを好むオーナーのためのモデルですか?
是非、ステアリングを握って欲しいですね。モダーンなだけでなく、スタイリッシュでありセクシーなモデルなのですから。この新型車で世界に向けて伝えたいのは、ラ・ドルチェ・ビータ(映画、邦題「甘い生活」)の世界観なんです。
レイスで、新たなカスタマーを手にしましたか?
もちろん。若いオーナーのためのモデルだと言われていますよね。オーナーの年齢層は45歳以下といったところでしょうか。ロールス・ロイスの顧客層も近頃は昔気質な方ばかりではありませんし。