アウディA4 1.4 TSI
公開 : 2015.09.10 23:50 更新 : 2017.05.29 18:14
1.8 TSIの後継にあたる1.4 TSIは、新型を買ううえでもっとも安価に手にできるモデルである。果たしてプレミアムという表現に差し支えないのだろうか?
■どんなクルマ?
これまで2.0 TFSIと2.0 TDIをテストしてきたわれわれAUTOCARは1.4 TFSIをテストすることにする。
エントリー・グレードにあたるこのクルマが下敷きにするのはMLB-エボと呼ばれる新型プラットフォームであり、先代よりも120kg軽くなっている。
0.23という抵抗係数は同クラス最高の数値である。
全長は先代に比べて25mm長く、そのうちホイールベースは12mmの延長となる。車幅も16mm大きくなり、特にリアのキャビン・スペースが恩恵を受けている。
膝周りのスペース拡大は、後席のパッセンジャーに喜ばれるはず。一方のフロント・シートまわりのスペースも十分に満足できるレベルにある。
まったくもって新しくなった150psのガソリン・エンジンは先代の1.8ℓ TFSIの後継にあたる。排気量こそ小さくなっているもののパワーが縮小されていないのが特徴だ。