アウディA6 2.0TFSIクワトロ

公開 : 2015.09.14 23:43  更新 : 2017.05.29 18:14

■どんなクルマ?

今回は2011年のデビュー以降、4年のモデルライフを経てのマイナーチェンジ。SやRSを除く標準A6の国内エンジン・ラインナップは従来どおりの3種類となるが、エントリー・モデルの前輪駆動モデルは2.0ℓ直噴ターボ+CVTから1.8ℓ直噴ターボ+Sトロニック(7段ツインクラッチ)へ、そして中間の2.8ℓクワトロは2.0ℓ直噴ターボのクワトロへと、それぞれパワートレインが刷新。最上級3.0ℓV6スーパーチャージャーは出力と燃費をともに向上させた従来改良型となる。

ちなみに、これまであったハイブリッドは一時休止。現時点では欧米でもフェイスリフト版A6のハイブリッドは用意されていない。

今回試乗したのは、その新しいA6でもっとも注目度が高い2.0TFSIクワトロである。メルセデスやBMWが急速にガソリン・エンジンのダウンサイジングを推し進めるなか、少なくともA6についてはラインナップに「帯に短し……」の感があったのも否めない。従来型にも2.0TFSIがあったが、駆動方式はFFのみで、しかも輸入車ファンの間ではイメージのよろしくないCVTとの組み合わせしか存在しなかった。「アウディといえばクワトロで決まり!」となると、これまはV6の選択肢しかない……のが痛し痒しだった。

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