VWティグアンがフランクフルトに先駆けプレビュー

公開 : 2015.09.14 22:30  更新 : 2017.06.01 02:05

ドイツのウェブサイト、Auto Motor Und Sport上に公開された公式画像は、最新のティグアンを表したもの。フランクフルト・モーターショーにて登場予定のこちらは、SUVのラインナップ拡大のための一手でもある。

あたらしいティグアンは3展開となる予定。標準ホイールベースの5シーターは今年の終わりに、ロング・ホイールベースの7シーターは来年を、5シーターのクーペは2017年の公開を予定している。

2007年にデビューした初代よりも、幅広いラインナップでカスタマーを魅了する目的である。標準モデルのホイールベースは約2605mmとなり、5名のパッセンジャーのために2列のシートが並ぶようだ。

一方の7シーターはロング・ホイールベース化したシャシーを使用し、サード・シートの足元に余裕をもたせている。

初めて公の場に姿を現したプレビュー画像は、今年の初旬、デトロイト・モーターショーにて公開されたクロス・クーペGTEコンセプトのデザインにインスパイアされているようにみえる。

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツやボルボXC90など、ヨーロッパでは7シーターのSUVの人気が高まっており、ホンダも次期CR-Vには7シーターを設定することを決めていることから、VWも7シーターの重要性に気づいたようだ。

ベースとなるのはフレキシブルなMQBプラットフォームだ。こちらは熱完成形の高強度鋼を用いることにより、先代が使用していたPQ35ベースのものよりも乾燥重量は80kg軽量になっている。

これまで確認されたプロトタイプを観察するかぎり、次期ティグアンはこれまでのものより長く、ワイドになっているようだ。スペース拡大のためと思われる。500ℓの荷室容量と最大牽引能力強化の噂も届いている。

4気筒のガソリンおよびディーゼルが搭載され、ディーゼルは1.6ℓと2.0ℓ、ガソリンは1.4ℓ、2.0ℓとなるようだ。

またGTEと呼ばれるプラグイン・ハイブリッドの計画もあるようで、こちらは電気のみで50km航続ができるようだ。1.4ℓガソリンと電気モーターにより60.2km/ℓの燃費をマークするはずである。


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