新型ルノー・メガーヌを公開
公開 : 2015.09.15 21:55 更新 : 2017.06.01 02:05
のフランクフルト・モーターショーでルノー・メガーヌが公開された。
写真からもわかるとおり、新型はエスパスやタリスマンからインスピレーションを受けていることがわかる。
車高はこれまでより25mm低く、ホイールベースは28mm長くなっており、前後ともに車幅は拡大している。
クリオやトゥインゴ、キャプチャーといったモデルよりも更にデザイン志向の強い印象だ。
プラットフォームはルノー・日産のCMFプラットフォームで、キャシュガイやカジャールといったモデルにも使用されているもの。
サイズは全長が4.4mとなるため、最も強力なライバルはフォルクスワーゲン・ゴルフだが、同じフランスのプジョー308の成功がルノーをかなり刺激しているようだ。
インテリアは、高品質なプラスティックをメインとしたマテリアルで形成され、以前のモデルよりも多くの機能がセンターのタッチスクリーンに移行されているのも特徴。
人間工学にそってデザインされたインテリアだということで、タッチ・スクリーンは7.0インチまたは9.0インチとなる。
5ドアとワゴンの傍らでスポーティなモデルも販売されることが予想されるが、現行メガーヌのように3ドアがラインナップに追加されるかどうかは現時点では不明だ。
ローンチ時にメガーヌGTが発売される予定はあるようだ。こちらは、よりワイドなエア・インテークやスポイラー、18インチのアロイ・ホイールが組み合わされる。もちろんルノースポールのバッジもつく。
タリスマンが採用した4輪操舵システムがメガーヌにも投入されるかどうかはまだ不明だが、採用するにしてもメガーヌの価格帯にしては高価になってしまう可能性がある。
英国における販売時期は、来年初旬になる見込みであり、現行型が2008年から販売されてから約145万台もの売りあげをさらに成長させるのではと見ている。
英国内のプロダクト・マネージャーであるヤン・ル・グレートは昨年AUTOCARに対して「もうフェーズIIのルックスに戻すつもりはありません。ルーフの高さを抑えることによって、ゴルフとの差別化を図りたいのです」と語っている。
フェーズIIはかなりの成功をおさめ、2003年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーも獲得しており、発売開始直後からハッチバックとしてはベストセラーになったモデルである。
「現行モデルもまた、価格や装備、スタイリングの面で競争力が高いと思っています」とル・グレート。「そして最新型は、さらにカスタマーを惹きつけることになるでしょう」と語る。