スズキ・バレーノがフランクフルトで公開
公開 : 2015.09.15 21:45 更新 : 2017.06.01 02:05
スズキは、バレーノを投入することによって小型車とMPVマーケットに参入する目論見のようだ。
ベースはスイフトであり、全長は3995mm、全幅は1745mm、全高は1470mmとなる。
スイフトと比べると長く、幅広いのだがルーフラインはわずかに低い。荷室容量は335ℓとなり、フォード・フィエスタやVWポロに引けをとらない。
プラットフォームは完全なる新設計であり、次期スイフトや新型の小型SUVと共通となる。フロントはマクファーレン・ストラット、リアはトーションビームとなる。
エンジンは90psと12.3kg-mを発揮する1.2ℓデュアルジェットであり、ブースタージェットと呼ばれる1.0ℓの3気筒ターボの導入される。後者は112psと17.3kg-mを2000〜3500rpmで湧出する。
SHVSと呼ばれるマイルド・ハイブリッド版もある。1.2ℓのエンジンとスターター・ジェネレーターを組み合わせるもので静止加速を助ける。このシステムは、よりスムーズなアイドリング・ストップからの回復を実現するとのことだ。
標準のトランスミッションは5速のMT。デュアルジェットにはCVTが、ブースタージェットには6速のATが選べる。SHVSはローンチ時、もっともクリーンなものでありCO2エミッションは93g/kmとなる。デュアルジェットは101g/km、ブースタージェットは103g/km。
バレーノのキャビンは静的質感が高く、ダッシュボードはきちんと整理されている。7インチのタッチスクリーン・ディスプレイはオプション、ベース・グレードにはLCDディスプレイが組み合わされる。
スズキはアップルのカープレイを組み合わせることも発表している。
ヨーロッパ内での販売は2016年の春から。価格はまだ確定していないが、およそ£12,000(221万円)になりそう。フォード・フィエスタよりもわずかに高くなるといったところだ。