ヒュンダイ Nパフォーマンス、コンセプトカーを発表
公開 : 2015.09.15 21:25 更新 : 2021.03.05 21:39
ヒュンダイのNパフォーマンス・ブランドが、フランクフルト・モーターショーでグランツーリスモ向けコンセプト・カーを発表し、注目を集めている。
ヒュンダイ N2025ビジョン・グランツーリスモは、このブランドの将来像を指し示すもので、ビジョン・グランツーリスモ・プロジェクトの一環として制作さてた。このモデルは水素を燃料として、884psを発生するパワートレインを採用している。
このコンセプトカーは市販を意図したものではないが、あたかもNディビジョンが将来的にハイパワーのライトウェイト・モデルを生み出す予兆のように見受けられる。実際にこのプロジェクトに関連したスポーツカーも開発中であると耳にしている。
また、i20をベースにした次世代WRCラリーカーのスタイリング・コンセプトも今回発表されている。これはヒュンダイRM15というコンセプトカーで、今年前半にソウルでアンヴェールを飾ったものがフランクフルトにもお目見えした。
Nパフォーマンスからの市販第1弾は、ヒュンダイi30のホット・バージョンになると見られる。フォルクスワーゲン・ゴルフRの対抗馬となりうるこのモデルは、2年以内に発売される見込みだ。
ホット・バージョンのi30は、すでにニュルブルクリンクでテストする様子を捕らえられており、車高が低く、足まわりを固め、外観にも多少の変更が適用されるものと思われる。
ヒュンダイのマーケティング担当副社長、ヨッヘン・センピエールは「ヒュンダイ Nというのは、乗り手を高揚させるドライビング・プレジャーを提案するものなのです」とインタビューに答えている。