メルセデス・ベンツCクラス・クーペをワールド・プレミア
公開 : 2015.09.16 22:50 更新 : 2017.06.01 02:04
メルセデス・ベンツのCクラス・クーペが公開され、フランクフルト・モーターショーにてディスプレイされた。
BMW 4シリーズとアウディA5のライバルとなるCクラス・クーペは、2011年にデビューした第1世代のモデルよりもワイドなエンジン・ラインアップも特徴となる。昨年販売が開始されたサルーンとエステート、そしてこのクーペ、そして来年のジュネーブ・モーターショーでアナウンスされる予定のカブリオレで、第5世代のCクラスの4つのボディ・バリエーションは完成する。
内部コードC205というネーミングの下、開発されたCクラス・クーペは、フロント・エンド・スタイルはCクラス・サルーンと同じもの。そして、2枚のドアから後方は、最新のSクラス・クーペに通じるデザインとなっている。特に、スポーティ感を強調するために、グラスハウスはサルーンよりも小さくなっている。
A5や4シリーズと同様に、Bピラーは強度保持のために残されている。ただし、ウインド―自体はフレームレスだ。
メルセデス・ベンツのリア・ホイール・ドライブ用のアーキテクチャーであるMRAモジュラーが使用されたボディは、前作よりも95mm長く、30mm幅広い。メルセデス・ベンツはこのサイズアップによりすべてのシートでショルダー・ルーム、エルボー・ルーム、そしてヘッド・ルームが拡大されたという。また、全長が拡大された95mmのうち60mmは、フロント・アクセルとファイアウォールのために使用される。
インテリアは基本的にCクラス・サルーンと同様で、スマートなダッシュボードとスイッチギアが使用される。但し、そのシートは、一体型ヘッドレストを持つスポーツ・シートと、独立した2座のリア・シートが採用される。Eクラス・クーペに用いられたオートマティック・ベルト・フィーダーが標準装備される。
インフォテイメント・システムは携帯電話とブルートゥースを通してインターネット接続のできる環境が構築され、ドライバー・アシスタント機能も豊富に装備される。
エンジンは、ガソリン・ユニットは2つの排気量がラインナップされる。エントリー・レベルのC180には158psの1.6ℓユニットが、そしてC200には187ps、C250には214ps、C300には248psの2.0ℓユニットが搭載される。また、ディーゼルは2.1ℓ4気筒のみで、170psのC220dが、204psのC250dが用意される。
ギアボックスは6速マニュアルが標準で、オプションとして7速あるいは9速オートマティックが設定され、いつかのパワーユニットには4WDである4マティックをオプション選択することも可能だ。
サスペンションは、Cクラス・サルーンにも使われるフロントが4リンク、リアが5リンクだが、15mmほどサルーンより低められている。バリアブル・ダンピング・コントロールは標準で、快適性重視のセッティングが、スポーツ・パッケージと呼ばれるより固いスプリングと敏捷性を増すダイレクト・ステア・ステアリング・システムを持つセッティングかを選ぶことができる。また、サルーンと同様にエアマティックをオプションで選択することも可能だ。
ホイールは標準は17インチ、18インチ、19インチがオプションとなる。
なおAUTOCARは、既に試乗を終えているので、以下の関連ニュースからご覧になっていただきたい。