ボルグワルドBX7がフランクフルトで復活

公開 : 2015.09.16 22:20  更新 : 2017.06.01 02:04

半世紀ぶりにドイツの自動車メーカー、ボルグワルドの名前がフランクフルト・モーターショーで復活した。SUVモデル、BX7というモデルで、来年初めには中国で、そしてその後、ヨーロッパで販売される計画だ。

公開された写真では、アウディQ5BMW X3、そしてメルセデス・ベンツGLCと同じラインにあるスタイリング傾向にあると見られる。大きなボルグワルドのバッジがフロント・グリルに堂々と配置されるのも特徴のひとつ。

エンジンは、224psの2.0ℓガソリン・ターボが標準で、オプションとして300psのハイブリッドも予定しているという。このハイブリッドは最高55kmほどモーターのみで走行することが可能だ。トランスミッションは恐らくデュアル・クラッチとなる。

ボルグワルドは車内のコネクティビティについてかなりの力を注いだことをアピールしている。公開された車両には ‘マルチプル・インターアクション’ なる装置が導入されており、まだ詳細は明かされていないが “クルマのキャラクターを大きく切り替えられる” とのことだ。

ちなみに内装はまだ公開されていない。

なお、ボルグワルドは2025年までに年間160万台の生産計画を立てており、その前段階として2020年に80万台の販売を目論んでいる。また、中国企業のFotonとのタイアップも示唆されている。

ジュネーブ・モーターショーの会場で、ボルグワルドの社長、カールハインツ・クノッスは、「自動車産業のトップ・プレイヤーのひとりになりたい」と語っていた。

この最初のSUVを発表した後、2016年のジュネーブ・モーターショーでは第2のプロダクション・モデルを発表する予定だという。ボルグワルドは戦前、1919年に創立された由緒あるメーカーだが、1961年に破産をしていた。

▶ 2015 フランクフルト・モーターショー

おすすめ記事

 

人気記事