フェイスリフトしたキア・シードをワールド・プレミア

公開 : 2015.09.16 21:45  更新 : 2021.03.05 21:36

フェイスリフトしたキア・シードの実車がフランクフルト・モーターショーにて公開された。

エクステリアは、プロファイルが修正されたフロントとリア・バンパー、クロームのトリム、グリル・メッシュ、そしてリアのLEDライト・クラスターなどが一新されている。

エンジンは新たに1.0ℓ 3気筒のエコ・ターボがラインナップに加えられた。パワー、トルクは99ps、17.6kg-mで、後ほど120psバージョンも追加される予定だ。

ヨーロッパでは最も人気のある1.6ℓのCRDiを含むディーゼル・エンジンのラインナップも新たになっている。最も強力な1.6ℓのCRDiは現行の128psから136psにパワーアップし、トルクも29.0kg-mとなっている。ギアボックスも従来の6速オートマティックから、7速のデュアル・クラッチへと変更になった。ちなみに、この1.6 DRDiのCO2排出量は109g/kmだ。

なお、1.4ℓディーゼルおよび1.4ℓと1.6ℓのガソリン・エンジンは現状のままだという。

乗り心地とハンドリングの改善が行われた他、キアは雑音と振動を減らす努力もされている。更に、トルク・ベクタリング・システムと、チューニングしたシャシーも与えられている。

インテリアでは、センター・コンソールに新しい素材を使うなどマイナーなトリムのアップグレードのほか、ディーゼル・モデルは防音処理が改善されている。インフォテインメント・システムはキアの最新のものが与えられ、制限速度インフォメーション、ブラインド・スポット・モニター、パーク・アシスト・システムなどの安全装備も用意される。

今回のフェイスリフトでは、ホット・バージョンであるシードGTとプロシードGTにもアップグレードが施されている。204psの1.6ℓT-GDiエンジンのターボチャージャーが新しくなり、0-100km/h加速が7.6秒、CO2排出量は170g/kmにアップされている。

ボディは、ハッチバック、スポーツワゴン、そして3ドア・プロシードの3タイプが引き続き設定される。価格は、現行モデルよりもほんの僅かだが上昇しそうだ。

なお、完全なニュー・モデルは、2017年にデビューの予定で、現在テストが繰り返されている。

▶ 2015 フランクフルト・モーターショー

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事