600bhp V8ハイブリッド搭載のプジョー・オニキス
公開 : 2012.09.12 16:37 更新 : 2017.06.01 01:03
パリ・モーターショーのプジョー・ブースでの注目は、オニキスと名付けられたスーパーカーだ。このモデルは、プジョー・スポーツとPSAプジョー・シトロエンのR&Dセクションが共同して作製されたモデルである。
そのミッド・エンジン、リア・ドライブというレイアウトは、ル・マン・プロトタイプからテクノロジーを移植したと思われる。そのドアとウイングは銅版製で、その他のパネルはカーボンファイバー製だ。ウインドーとルーフは、ガラスに変わり軽量のアクリルが使われている。その重さは1100kgとなる。
エンジンは、3.7リッターのV8ハイブリッドHDI FAPで、パワーは600bhp、6速のシーケンシャル・ギアボックスと組み合わせられる。また、制動エネルギーを蓄える回生エネルギー・システムも搭載されるが、このリチウム・イオン電池に蓄えられたパワーは、放出すると80bhpの力を発揮する。
ボディ・サイズは、4650mm×2200mm×1130mmで、ドラッグは0.30だ。パッセンジャー・コンパートメントは圧縮したフェルトでできており、ダッシュボードは新聞紙からリサイクルされたウッドで出来ているのもその特徴。
残念ながらオニキスが生産に移行する可能性は非常に低い。