フォルクスワーゲン、排ガス問題で影響を受けるのは全世界で500万台
公開 : 2015.09.26 22:40 更新 : 2017.06.01 02:04
フォルクスワーゲンは内部調査の進行状況を発表した。これによれば、不正プログラムが組み込まれた可能性があるのは、全世界で500万台のクルマに上るという。
フォルクスワーゲンは、「内部調査の結果、全世界のフォルクスワーゲン・ブランドの乗用車の内、およそ500万台が影響を受けることが確かめられた。」とコメントした。
これらのクルマには、EA189ディーゼル・エンジンを搭載した第6世代のゴルフ、第7世代のパサート、第1世代のティグアンなども含まれている。
「新しいヨーロッパの排ガス基準だるEU6に適合したすべての乗用車がこれにあたるものではない。現行のゴルフ、パサート、トゥーランもこれに含まれる。」としている。
フォルクスワーゲンは、他のブランドには言及しなかったが、アウディ、セアト、スコダにももちろん影響がある。この3ブランドはEA189エンジンを搭載したモデルを販売しているからだ。
現在の時点で48万台のフォルクスワーゲンがアメリカでリコールされることが決定している。
フォルクスワーゲンの乗用車部門のCEOであるハーバート・ディエスは。「われわれは全力で技術的な解決に取り組んでる。そしてできる限り早くユーザーにその結果を伝えるようにしたい。われわれはフォルクスワーゲンすべてのユーザー、ディーラー、そして一般の市民からの信頼を取り戻すことに力を注ぎたい。現在、政府の関係部署とどのような方法がベストなのかを話し合っている。」とコメント。それと同時に、「クルマ自体の安全性は確保されており、通常の使用には何ら問題はない。」としている。