アウディQ2は来年3月のジュネーブ・モーターショーでデビュー
公開 : 2015.09.26 22:20 更新 : 2017.06.01 02:04
アウディの新しいコンパクト・モデルは、Q2のネーミングで来年3月に開催されるジュネーブ・モーターショーで公開が予定されている。このQ2というネーミングが使用されることになったというんはAUTOCARインドからの情報で、アウディはこのQ2とQ4という登録商標をフィアット・クライスラーから取得したのだという。
AUTOCARインドにインタビューにアウディのR&D責任者、ウルリッヒ・ハッケンベルグは、「プロダクション・バージョンはQ2と呼ばれるモデルで、Q1はQ2の後に発表されることになるだろう。」と答えた。
Q1はQ2からドアを2枚剥いだ、つまり3ドア・モデルで、A1をベースとしたクロスオーバーとなると見られる。
Q2は、既存のQ3よりも小さいサイズで、フォルクスワーゲン・グループのMQBアーキテクチャーがそのベースとなる。
来年のジュネーブ・モーターショーで発表するために、現在Q2のテストが繰り広げられている。この写真はAUTOCARの読者であるサイモン・ペイジが撮影したものだ。
Q2は、日産ジューク、ルノー・チャプチャーのライバルになると目されるモデルでもある。また、Q2は、Q6やQ8と共にQバッジを持つ新しいアウディのSUVラインアップを支えるモデルのひとつでもある。
深いカモフラージュがされてはいるものの、Q7風のフロント・グリルが与えられ、スリムはLEDヘッドランプを持つことがわかる。また、リアはスロープしたルーフラインを持ち、現行のA1のようなトランクにマウントされたリップ・スポイラーも確認される。
Q2のホイールベースは2601mm、そして全長と全幅は4254×1777mmの3ドアのA3とほぼ同じサイズと予想される。
キャビンは5シーターで、TTやQ7に装備されているデジタル・ダッシュボードがソビされる。アウディは今後すべてのモデルにこのデジタル・ダッシュボードを使用するようだ。
エンジンは3気筒および4気筒のフォルクスワーゲン製ガソリンおよびディーゼルで、1.0ℓ、1.2ℓ、1.4ℓのEA211と、2.0ℓのEA288が搭載さえる。トランスミッションは標準で6速マニュアル、オプションでDSGとなる。また、A3 e−トロンで使用されている1.4ℓガソリンとモーターを組み合わせたハイブリッドや、S1に使用されている230psの2.0ℓガソリンを搭載したSQ2がラインナプされる可能性も否定できない。
駆動方式は基本はFWDだが、オプションとしてクワトロ・システムが用意される。
CEOのルパート・シュタドラーも、このQ2を2016年早々に発表すると公表しており、その生産はインゴルシュタットのヘッドクォーター近くに建設される新工場で行われるという。ドイツで生産されるという意味は、価格を引き下げることを目的とはせず、むしろプレミアム志向であることを重視しているということだ。
価格は恐らく£20,000(360万円)からのスタートで、プレミアム・セグメントのライバルとなるミニ・カントリーマンの£17,105(310万円)よりもやや高いものとなろう。