レンジローバー・イヴォークeD4 2WD

公開 : 2015.09.28 23:50  更新 : 2017.05.29 19:20

駆動方式は前輪駆動と4WDの2種。エンジンも150psと181psの2展開となる。ここ英国におけるトランスミッションは6速MTと9速ATの2種。

マニュアル、FF、3ドアの組み合わせが3種のうちもっともクリーンなモデルとなり、CO2排出量はわずか109g/kmとなる。

同様のスペックにてドア枚数が増えたモデルが今回のテスト車。CO2排出量は113g/kmとなる。

4WDのモデルには150psと181psの両エンジンを組み合わせることができ、マニュアルのモデルのCO2排出量は125g/km。オートマティックの場合、3ドアが129g/km、5ドアが134g/kmとなる。

ちなみに、Si4と名乗る、240psのフォード製ガソリン・エンジンを載せるモデルも存在する。CO2排出量が181g/kmであるこちらのモデルは、英国では少数派にとどまるはずだ。

トリム・レベルはその他のレンジローバーと統一された。SE、HSE、HSEダイナミックと最上級のオートバイオグラフィーに加えて、エントリー・レベルのピュアが加わったのだ。さらにパーソナライゼーション・オプションも拡充している。

■どんな感じ?

言うまでもなくインジニウム・エンジンはイヴォークの洗練性を高めている。

高速巡航でさえ2000rpmを超えることは極稀であり、97km/hを超えたあたりから大きいミラーがウインド・ノイズを発するが、エンジン音も見事に外部の音にかき消されている。

ディーゼル特有の音がまったくしないといえば嘘になるが、先代の2.2ℓユニットを考えれば天と地の差である。ペダルを介した振動もほとんどなく、ギア・レバーからわずかな微振動が伝わるくらいのものである。

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