スコダ・オクタビアvRS 230

公開 : 2015.09.29 23:40  更新 : 2017.05.29 18:40

特別モデルであるオクタビアvRS 230は、もっともパワフルなモデルでもある。スロバキア・リングで実力を試す。

■どんなクルマ?

スコダ・オクタビアvRSは気の毒なクルマである。

MQBプラットフォームやエンジンをVWゴルフGTIと共有するだけでなく、ハルデックス電制デフや可変ダンパーも同じものであるというのに、車重が重いだけにドラッグ・レースではゴルフに勝てないからだ。

そこでスコダはvRS 230を設定した。忍びよるゴルフの影から逃げ切るためである。おそらく。

2.0ℓ TSIエンジンは10psの強化を受け、ブースト圧やスポーツ・エグゾーストも変更された。さらにe-デフを組み込んでいるため、スコダいわくノルドシュライフェのタイムは10秒も短縮されたという。

グリルやドア・ミラー、スポイラー、エグゾースト・トリムはグロス・ブラックに塗られている。またブレーキ・キャリパーはレッドとなり、19インチのアロイ・ホイールも特別な仕上げとなる。

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