日産エクストレイル1.6 DIG-T 163
公開 : 2015.10.02 23:40 更新 : 2021.04.22 13:28
一方1.6ℓユニットの洗練性はエクストレイルのボーナス・ポイント。ディーゼルよりも静かであり、6速時の巡航ではほとんどエンジン・ノイズが聞こえない。
またロード・ノイズや風切り音がきちんと抑制されているのもいい。さらに高速で直進する際も安定している。大きめのバンプを踏むとキャビンは振動するが、小さな隆起ならば簡単に飲みこんでしまう。
特にこのトリム・レベルだとインテリアも良好。2列目はの足元は余裕があるし、前席も広々としている。シートの調整幅が大きいうえ、荷室が同クラスのなかでもたっぷりと確保されているのもいい。
ただし3列目は問題あり。2列目のシートが思ったほど前にスライドしないために、ほっそりとした女性か子どもくらいしかうまく乗り降りできないのだ。長距離ならば大人の使用はおすすめできない。
装備はトップ・トリムだけに充実している。タッチ式のナビ、賢いパーク・アシスト、ハイ・ビーム・アシスト、レザー・シート(電動)などがその例だ。£30,000(545万円)のリスト・プライスを見るまでは、なかなかいいものだと思える。