ダイハツ、次世代スモールカーを東京モーターショーでワールドプレミア

2015.10.06

ダイハツは、東京モーターショーで4台のコンセプトカーをワールドプレミアすると発表した。いずれも軽自動車規格におさめたもので、実際に走行可能なモデルである。

ダイハツ・ノリオリ
人間がクルマに対して直面する最初のハードル “乗り降り”に着目し、イージーアクセスを提案したコンセプトカー。

車高が下がる超低床フロアと、2ヶ所の大開口ドアにより、車両の横からでも後ろからでも乗降できる。また、軽自動車ながら、車いす2台を載せる室内空間を実現。車内をフラットにしただけでなく、助手席側に収納式スロープ、リア側にフロアリフトを装備した。

ダイハツはノリオリのコンセプトについて、「決して特殊な用途ではない。近未来、これが当たりまえのコミューターとして使われる時代が来るかもしれない」としている。

ダイハツD-ベース
ダイハツの次世代ベーシック・スモールカーを標榜するスタイリッシュなコンセプト・モデル。低燃費技術 “e:Sテクノロジー” を進化させた内燃機関を採用する環境車だ。

その詳細は明らかにされていないが、e:Sテクノロジーの最適化を進めたほか、145/55R18サイズのブリヂストン・オロジックを採用している。エンジンは過給なしの3気筒エンジン。フロント・ブレーキが、ディスク(ベンチレーテッドではない)であるのも興味深い。

ダイハツ・ヒナタ
両側観音開きドアを採用したラウンド・デザインの軽自動車。

停車時には、助手席と後席がせり出すことで、テラスで日向ぼっこするようなシート配置にできる。

デザイン性とスペース機能を優先しながらも、ナチュラル素材を多く採用し、室内は芝生のうえで寝転がるようなリラックス空間に仕上げた。母親と娘が仲よく出掛けるという、最近のトレンドをふまえた提案だという。

ダイハツ・テンポ
FFレイアウトのメリットを最大限に生かした移動販売車の新提案。

助手席側にはLED照明つきの大型ガルウィング・ドアを採用したほか、カウンター・テーブルを組み込んだショーケースを設定している。

車両側面にはデジタル・サイネージを装備し、看板として活用できる。このモデルのみターボを装備しており、乗車店員も2名。


▶ 2015 東京モーターショー

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