3台のなかではニューカマーであるMX-5が、他2台にどう挑むかが、この項における注目事項だ。

先日テストした、160psの2.0ℓエンジンを搭載したMX-5(日本名：ロードスター)は、文句なしにいいクルマだった。以前、AUTOCARの厳しいテストで5つ星を獲得したトヨタGT86の立場を揺るがすほどだった。

純真、素朴、無邪気という言葉が似合うクルマは、ケータハム・セブン270Rくらいのものだと思ったものの、パワー・ウエイト・レシオの観点で見ると両者はまったく違う乗り物である。

ケータハム270Rは、長期テスト車として所有していたスーパースポーツのキャリーオーバー・モデルであり、単刀直入にいえばサーキットで1番光るクルマだ。今回ベッドフォード西サーキットを走らせてもそう思った。