フォード・エクスプローラーXLT EcoBoost™
公開 : 2015.10.09 23:50 更新 : 2017.05.29 18:53
あのマスタングにすら近く右ハンドルが用意されるというのに、エクスプローラーはこれまでどおり左ハンドルのみ。エクスプローラーには、いまだグローバルで左ハンドルしか存在しない。
■どんな感じ?
今回の取材車は、エクスプローラーの国内販売の7割近くを占めてきた “XLT EcoBoost”。つまりは4気筒のFFモデルで、たとえばシート表皮が本革になるなど、4WDのXLT(のエンジンはV6)よりプチ贅沢な装備内容で、価格は4WDと同じ……というポジショニングは、これまでと変わっていない。
この売れ筋エクスプローラーにおける最大のニュースは、前記のとおり、排気量が従来の2.0ℓから新型マスタングと同じ2.3ℓに拡大されたことである。
2.0ℓでも踏めば力不足を感じさせなかったが、2.3ℓは踏まなくてもシレッと走るようになった。今回の試乗ステージとなった箱根ターンパイク料金所直後の上り坂(国内の公道で屈指の長い急勾配)でも、普通の感覚でスロットルを踏めば、まったく普通にグイグイ上っていくのには感心する。
静粛性とシャシーも全面的に手直しされているというが、なるほど走行中は少し静かになったかな……と思われるものの、走りそのものは相変わらずのエクスプローラーである。ただし、ここではいい意味で。