ヒュンダイ・ツーソン1.7 CRDi 116
公開 : 2015.10.07 23:40 更新 : 2021.03.05 21:39
ただし0-100km/hタイムはキャシュカイよりも約2秒遅い。13.7秒という結果は、2トンの車重ゆえである。CO2排出量や燃費にも支障をきたしている。
ロード/ウインド・ノイズはさほど大きくはないが、エンジンは回転をあげるほどに騒がしくなる。ペダルやギアノブを介した振動も少なくはない。
タイヤ・ノイズも高速道路の速度域で目立つようになるが、多くのライバルとさほど変わらない。シフト・フィールは曖昧さがなく、気持ちがいい類に入る。
重量を考えるとハンドリングは優れている。ほどほどに硬いサスペンションはロールをグッと抑えこみ、ラウンダバウトで不安に感じることもない。
ただし、荒れた路面を走る際は別の話。引き締まったサスペンションは、結果として不快なバウンドを引き起こす。これは辛い。
市街地におけるステアリングは軽く、車体は素直に反応してくれるがフィードバックは希薄。速度に反比例するかたちで漠然としたフィールになり、バタつくことも多い。
したがって腕試しをしたくなるようなコーナーでは自信をもてない。とくにレーン・キーピング・アシスト・システムをオンにした際に、症状が顕著になる。