アウディA4 3.0 TDIクワトロ

公開 : 2015.10.08 23:30  更新 : 2017.05.29 18:14

大型のセンター・スクリーンと可変クルーズ・コントロール、さらには渋滞アシスト・システムを組み合わせて走行をしてみると、これはもうアウディによる ‘離れわざ’ という言葉がぴったりだと感じる。

しかし欠点もある。

たとえば5種のダンパー/スロットル・レスポンス、ステアリングの重みを切り替えられるドライブ・セレクト・システム。

それぞれのモード間の違いはよくわかるのだが、ダイナミックにするとステア・フィールがぎこちなく、ナチュラルではなくなってしまうのだ。

これに関してはジャガーXEの勝ち。常に挑戦したくなるうえ、動力性能にも懐の広さを感じる。

車高が低くなっているにもかかわらず、乗り心地は快適。誤解を避けるためにいっておくが、低速では硬質であるものの、コーナーでもボディは常にフラットである。

一方の高速道路では、不用意にボディが浮きあがることはなく、効果的に衝撃を吸収しながらじっと安定している。テスト車には£450(8万3千円)のアコースティック・フロント・ウインドウが組み合わされていたため、風切り音やロード・ノイズが耳に伝わることもなかった。

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