もっとも運転しがいのあるボクスター。フードの電動化により、ボクスターGTSを大きく引き離すことになった。

■どんなクルマ?

先代のボクスターといえば、より速く、より軽く、よりパワフルで特別なモデルであったものの、複雑な機構のフードの開閉はお世辞にも簡単とはいえなかった。

現行スパイダーのフードは電動式となっているのは嬉しいが、フード単体のダイエットはわずか10kg。これはこれで複雑な機構のようだ。

開閉のためには、クルマを降りて後部でちょっとした作業をする必要がある。とはいっても、要する時間は1、2分。これまでの5〜10分に比べてば何てことはない。

洗車機による洗車も可能。ルーフを閉じた状態の最高速度は290km/hに及び、0-100km/hタイムは4.5秒となっている。