フィアット・ティーポ1.6 110
公開 : 2015.10.14 23:30 更新 : 2017.05.29 18:51
‘余計な装飾よりも実直に’ のスローガンのもと、トップ・クラスの室内スペースとトランク容量、費用対効果を実現するために、プラットフォームはジープ・レネゲードのものを使用している。
エンジン・ラインナップは、1.4ℓ(95ps)と1.6ℓ(110ps)のガソリン、1.3ℓ(95ps)と1.6ℓ(120ps)のマルチジェットIIディーゼルの4種類とオーソドックスなもの。
500ℓの荷室をもつセダンの全長は4.54m。ワゴンはさらに少しだけ長い。
■どんな感じ?
もしかすると凡庸という意見もあるかもしれないが、実車を目の前にすると意外にも上級思考なデザインだと感じる。
たとえば大型のグリルやスラリとしたヘッドライト、彫刻的なボンネットなど、これまでの実用性に重きをおいたフィアットからは大きな飛躍だと感じる。
エレガントなテールやスロープしたリア・ガラス、中心部分が切りこまれたルーフラインも同様。セダンをベースにイタリアでデザインされたことがよくわかる。
一方、1.6ℓのターボ・ディーゼルのもたらすスピードには不満はないが、シャープさに欠けるステアリングには驚かされる。