スバルXV 2.0i-Lアイサイト
公開 : 2015.10.22 23:55 更新 : 2017.05.29 18:41
さらにEye Sight搭載グレードにオプション設定されるのが「アドバンスド セーフティ パッケージ」である。これは自車の斜め後方にいる車両を検知し、接近に応じてインジケーターの点灯や警報音でドライバーにその存在を伝える「スバル リアビークル ディテクション」と、対向車の存在により自動でヘッドライトを切り替える「ハイビームアシスト」を組み合わせた装備である。
■どんな感じ?
今回試乗したのは、ガソリン・エンジン搭載車のトップグレードである2.0i-L Eye Sight。最量販グレードである2.0i Eye Sightに対し、ヘッドライトがHIDになるほか、クリアビュー・パックと呼ばれるガラス類のセット・オプション、本革巻セレクトレバー、運転席&助手席8ウェイ・パワーシートなどが標準装備となった豪華グレードだ。
2.0i-L Eye Sightの車両価格は259万2000円で、2.0i Eye Sightの239万7600円に比較して約20万円弱のアップとなる。いっぽうボトムラインには、Eye Sightが装備されない2.0iが228万9600円で用意されているが、「転ばぬ先の杖」ともいうべき衝突軽減ブレーキは今やこのクラスでも必須の装備であり、積極的に2.0iを薦める理由は見当たらない。となると、2.0i-L Eye Sightの存在意義は、約20万円の価格差に見合う装備や走りの質感が備わっているか、という点にある。
複数台が用意された試乗車両のなかで、もっとも鮮やかな「ハイパーブルー」のボディ・カラーを持つ2.0i-L Eye Sightに乗り込む。当日はまさしく”絵に描いたような”と思わせるほど青い秋の空が頭上に広がっていたが、目の前にあるXVのボディも、空の色をそのまま鏡で移しているかのように鮮やかなブルーである。
このハイパーブルーは、今回のマイナーチェンジに合わせてXV/XV HYBRIDに追加されたニューカラー。もう少し落ちついた印象のダークブルー・パールと2色が追加され、合計9色のラインナップとなった。明るいソリッドなカラーはカジュアルで都会的な印象だけれど、どのボディカラーを選んでも前後バンパー下部やフェンダーモールはブラックとされ、SUVのイメージは変わらずに保たれている。