マセラティ・トロフェオMCワールドシリーズ、鈴鹿サーキットで開催
2015.10.26
世界各地を転戦するマセラティのワンメイクレース、マセラティ・トロフェオMCワールドシリーズの第5戦が三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
マセラティ・グランツーリズモMCのワンメイクレースとなるこのシリーズは、6年目となる今年、日本で初開催されることとなった。今シーズンはピットストップなしの42分間のレースであらそわれる。
1日目のレース1を制したのは、現在総合ランキング2位につけ、午前中の公式予選でポールポジションを獲得したリカルド・ラガッツィ。本戦は、ラガッツィが完璧なスタートを決めたが、セーフティカー導入によりリードが帳消しになるという難しい展開。しかし、リスタート後もレースの主導権を握って終始トップを守り、鈴鹿での勝利を手にした。
ゲストドライバーとして特別参戦した中野信治は、2位につけてラガッツィを追い立てたが、終盤に総合ランキングトップのロメイン・モンティにかわされ、3位でレースを終えた。
優勝したラガッツィは、表彰台で「いいスタートが切れたので、他の車に少しでも差をつけようと懸命に走りました。後ろから追ってくる中野の車がウィングミラーに見えたけれど、セーフティカーが入って間隔が詰まってしまってね。それでもリスタートの後もいいレース運びができて、最高にうれしいですよ」と喜びを語った。
最終戦は12月11日に開催されるアブダビで、シリーズのクライマックスを迎える。