text:Kentaro Nakagomi (中込健太郎) photo:Kentaro Nakagomi (中込健太郎)、Fullhouse
今年は2年に一度開催される「東京モーターショー」が開催される年だ。その東京モーターショーの前身である「全日本自動車ショー」が初めて開催されたのは1954年のことである。日比谷公園で開催され、その後は規模も年々拡大し会場もそれにあわせて移しながら昨年2014年に東京モーターショーは60周年を迎えた。
これを記念し、昨年はモーターショーがなかったこともあり、開催される今年に開催される直前のタイミングで、これを記念するパレードが開催された。1950年代から各年代を代表する乗用車・商用車・二輪車(約70台)が、乗用車のみならず、二輪車・トラックバスも含めた国内のメーカー各社のトップも参加して、東京モーターショー発祥の地でもある日比谷公園に近い、帝国ホテルの前をスタートし、国道の起点でもある日本橋、そして銀座をめぐり、メーカーの垣根を越えた自動車の魅力を週末で早い時間から集まった沿道のギャラリーに存分にアピール。パレード終了後は、日比谷シャンテ周辺の歩行者天国にパレードに参加した車両の一部を展示。道行く人たちの懐かしさを誘っていた。
また、パレードのあと、東京プリンスホテルにてオープニング・セレモニーも催され、東京モーターショーを主催する一般社団法人日本自動車工業会自工会の池会長をはじめ、パレード車両のドライバーとして参加した各メーカーのトップや、多数の関係者が登壇。今回のモーターショーの成功を祈るとともに、自動車の未来への想いが披露された。
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スタート前から大勢の人だかりが。
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参加車はメーカーも年代の垣根はない。
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コスモの運転席に座る豊田彰男社長。
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ドライブではいつも一緒なはず。VWビートルの後席には愛犬も同乗。
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いすゞ117クーペ、日野コンテッサ、ホンダNSX。日本の忘れられぬ3台。
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スズキからは登場間もないエスクードで鈴木俊宏社長が登場。
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出発に先駆け日本自動車工業会の池会長が挨拶を行った。
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大勢のギャラリーが見守る中でのテープカット。
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池会長がハンドルを握るホンダS660がパレードの先陣を切る。
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一部白バイが先導する区間も。朝の丸の内には独特の緊張感がある。
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トヨタ自動車の豊田彰男社長はセリカGT Fourをドライブ。
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自動車と共に日本の自動車産業を牽引してきた歴代の2輪車も参加した。
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最新のダイハツ・キャストとスバル360。クルマが根ざしている証。
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スターターを努めたゲストの荒川静香さんも、パレードにも参加。
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沿道の観客に向けて、エントラントから振られる手が和やかだ。
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オープンカーにこそふさわしい日和沿道の視線は熱い。
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そして池会長の乗るS660には各社トップのクルマへの思いの寄書きが。
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朝の銀座を様々なクルマが色とりどりのクルマが走り抜ける。
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次第に沿道で声援を送るギャラリーもものすごい数に増えていた。
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ダットサン、プリウス、ミライ。「この国のクルマの進化」が通過する。
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UDトラックス・クオンもパレードに参加。銀座4丁目を通過。
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アイミーヴとコスモ・スポーツ。両極端のようなクルマも一緒にパレード。
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トヨタ2000GTとLFA。「話の続き」があってこその名車だ。
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荒川静香さんは愛車と同じヤマハBOLT-Rで参加した。
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クルマはいつも笑顔が集うコミュニケーション・ツールだ。
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マツダ小飼社長の熱弁は司会のピストン西沢氏にも負けない。
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自動車とともに歩んだ日本。60周年は通過点に過ぎない。