テスラ・モデルS 7.0
公開 : 2015.11.02 23:30 更新 : 2017.05.29 18:47
流れに逆らうわけでも、他車を身構えさせるわけでもなく、ごく自然に速度を調整しながら、隣の車線にワープする。全方位センサーと、フロント・カメラの観察力は恐れ入るレベルにある。
システムを起動するには、ステアリング・ホイールの左側にあるレバーを引くのみ。1度引けば、8km/hの範囲でのみスピードが自動で調整される。雑多で激しい英国の道では少しじれったくなることもある点はあえて書き残しておく。
同じレバーを2度ドライバー側に引けば、セルフ・ステア装置と自動車線変更機能がアクティベートされる。道路が混んでいても、セルフ・ステアはとてもうまく機能する。単に車線をキープするだけでなく、前方のクルマとの車間を調整(3段階で可能)していることがわかる。
いつもは自分で行っていることを、‘わざわざ’ 機械に任せるのだから、機能をアクティベートしたり、機械に身を預けるのには少し緊張するが、数時間のドライブの後ではほとんどのドライバーが最終的に使用する不可欠なファンクションになるだろうと感じた。