VWのエミッション・スキャンダルが80万台に拡大
公開 : 2015.11.04 22:50 更新 : 2017.06.01 01:42
フォルクスワーゲンは、エミッション・スキャンダルに関する内部調査の結果、更に80万台のガソリンおよびディーゼル・エンジン搭載車にもCO2および燃費に関する問題が発覚したとコメントした。
フォルクワーゲンは声明において「ディーゼル・エンジンに関するチェックを進行するプロセスで、CO2と燃費が低く設定されているエンジンがあることが判った。また、その大部分の車輌はディーゼル・エンジンであった。」とした。
しかし、その一方で、「まだ、その詳細は明らかでない。」としている。
フォルクワーゲンのスポークスマンは、最新のスキャンダルが、アウディ、セアト、スコダ、フォルクスワーゲンの小型エンジンに関連するものだとし、それは1.4ℓのガソリン・エンジンも影響していると発表した。更に、3気筒および4気筒のブルーモーションにも影響があったとしている。
この新しい問題に対応するための費用は€20億(2,650億円)と見込んでいるが、これはまだ決定した金額ではないという。
またEPAは、フォルクスワーゲン・グループの3.0ℓディーゼルにも違法なデバイスがあったとしている。このエンジンは、2013年からフォルクスワーゲンが発売しているもので、フォルクスワーゲン・トゥアレグ、ポルシェ・カイエン、アウディA6、A7、A8、A8L、そしてQ5がこのエンジンを搭載している。アメリカではトータルして10,000台が販売されているという。
ポルシェは、このEPAの発表にショックを隠しきれず「この情報に驚いている。この通知があるまで、ポルシェ・カイエン・ディーゼルはクリーンであると信じていた。しかし、ポルシェ・カーズ・ノース・アメリカは、当局の操作に全面的に協力する。」とコメントした。