レンジローバーSVオートバイオグラフィーLWB
公開 : 2015.11.04 23:55 更新 : 2017.05.29 19:20
■どんな感じ?
スペシャル・ビークル・オペレーションズのボスいわく、このクルマのオーナーになった人は、平日は運転手にドライブさせ、週末に自らがドライブすることが多いという。
また、SVAオートバイオグラフィーの場合は90%がロング・ホイールベース・タイプとなり、スーパーチャージドV8エンジンが組み合わされる傾向にあるとのことだ。
今回はショート・ホイールベースも少し試したのだが、ロング・ホイールベースの方が、エッジの立ったバンプを踏み越えても安定しているし、振動が少ないくロード・ノイズも小さいことがわかった。
ただし、ロング・ホイールベースの方も依然として不意の入力を伝えやすい。事実、メルセデス・ベンツSクラスほど外界の喧騒をシャットアウトできていないし、ガラス・ルーフゆえに堅牢性も劣っている。
さらにリムジン仕様になったことで剛性を失わないために充てがわれた補強材が影響して後席をリクライニングできない。
大型の後席用TVスクリーンにも問題がある。大きすぎて前方の視界を遮ってしまっているのだ。これが影響して少し窮屈にも感じる。これは酔いやすさにもつながるようだ。特に後席の利用が多いだけに、改善を求めたい。