ボルボXC40のテスト開始
公開 : 2015.11.05 22:40 更新 : 2017.06.01 01:42
このテスト車輌は、ボルボXC40と呼ばれる小型SUVの開発が進行中であることの証明だ。
現行のV40をベースに、より大きなホイールと拡張されたホイールアーチを持つこのモデルは、2019年に登場する予定のボルボ・ファミリーの中で最も小型となるSUVであると推測される。
今年の初めに、ボルボの社長、ハカン・サミュエルソンは、XC40の開発にはおよそ4年必要だと話していた。そして、XC40が4年後に登場することには、ボルボのラインアップの中で最も旧いモデルが、現時点では最新モデルであるXC90になるだろうと語っていた。
ボルボは2つのプラットフォーム(そのひとつはSPAアーキテクチャーだが)で、90。60、40という実質的に3つのモデルを形成することになる。現行のS80とV70は、もうすぐ登場するS90とV90が後継モデルだ。
S90は、特に中国市場がメインで、一方V90はヨーロッパで人気を博すモデルとなることだろう。
この90シリーズの下に位置するのがS60、V60、XC60だ。デビューしてから些か年月の経ったXC60だが、ヨーロッパでも最も売れたミディアム・サイズのSUVであった。
そしてエントリー・レンジにはS40、V40、そしてXC40となるわけだ。この新しいモデルの誕生は、いままで他メーカーの技術を使ってきたプラットフォームとパワートレインからの訣別を意味する。
サミュエルソンは、今後のボルボについて4気筒のガソリンおよびディーゼル・エンジンを中心にしていくとした。というのも、6気筒ではEUの定める95g/kmをクリアできないからだという。
また、その一方で、4気筒ユニットであってもより大きなパワーを生み出せると非常に楽観視している。
「もしV8エンジンを搭載していることが重要であるならば、その方はボルボの顧客でなない。」とまで言い切っている。
ちなみに、このボルボXC40の計画は、昨年後半に明らかにされたものだ。また、その時にC30の後継モデルの計画がないことも明らかにしている。