レクサスLX570

公開 : 2015.11.08 23:50  更新 : 2022.12.12 21:29

  • 内径×行程=94.0×102.0mm、排気量5662ccから最高出力377ps/5600rpm、最大トルク54.5kgm/3200rpmを発生する3UR-FEユニット。

5662ccのV8は最高出力377psを5600rpmで、最大トルク54.5kg-mを3200rpmで生み出す。まさに銀河の覇者にふさわしい。一方、ランクルの4.6ℓは318psと46.9kg-mで、陸の王者にふさわしいというべきであろう。

LX570の車両価格は11,000,000円。イッセンヒャクマンエンである。1グレードで、これしかない。ちなみにランクルは一番高いヤツで6,825,600円。一番安い5人乗りだと4,728,437円である。どっちがいいのだろう、2台買うのと?

■どんな感じ?

運転席によじ登るように着くと、見晴らしがいい。LXには乗降モードというのがついていて、そのスイッチを押せば自動的に車高が前60mm、後ろ40mm低くなる。けれど、そのスイッチの存在を知らないと、運動になって健康にいい。と知らなかったことを悔やまない私であった。

運転席は大きなボディから想像するよりタイトである。本格4WDだからパワートレインがキャビン寄りに配置され、室内に侵入してくるのは致し方ない。スターター・ボタンを押すと、溜め込んでいた空気を吐き出すような音を立ててV8が目を覚ます。

記事に関わった人々

  • 今尾直樹

    Naoki Imao

    1960年岐阜県生まれ。幼少時、ウチにあったダイハツ・ミゼットのキャビンの真ん中、エンジンの上に跨って乗るのが好きだった。通った小学校の校長室には織田信長の肖像画が飾ってあった。信長はカッコいいと思った。小学5年生の秋の社会見学でトヨタの工場に行って、トヨタ車がいっぱい載っている下敷きをもらってうれしかった。工場のなかはガッチャンガッチャン、騒音と金属の匂いに満ちていて、自動車絶望工場だとは思わなかったけれど、たいへんだなぁ、とは思った。

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