ポルシェ911カレラS
公開 : 2015.11.09 23:50 更新 : 2017.05.29 19:04
さらに大きいターボチャージャーと1.2barのブースト圧が特徴の911カレラSは420psを6500rpmで叩きだす。これまでの自然吸気の3.8ℓユニットよりも900rpm早く、20ps多い計算だ。
こちらの最大トルクは51.0kg-m。6.2kg-m力強いだけでなく、なんと従来の3900rpm下のわずか1700rpmで最大のトルクが湧きだす。
外観もわずかながらの変更が加えられた。穏やかなスタイル変更がなされたフロント・バンパーのエア・ダクトは16km/h以上で閉じ、171km/hに達すると再び開く。
ヘッドライトのシェイプはこれまでと変わらないのだが、内部のレンズとキセノン・プロジェクター(標準)は改良されている。4つの点が光るデイライトも、独特な味わいを与えている。
ボディ・サイドに回ってみると、LEDウインカーつきのドア・ミラーやドア・ハンドルの形状の違いに気づく。後方を見ると、フレッシュな見た目のスポイラーやエンジン・ベイからの熱を逃がすための両サイドのダクトがあらたに採用されたこともわかる。
キャビンでもっとも目を引くのは、あたらしいコミュニケーション・マネージメント・システムだ。7.0インチのタッチスクリーン上にはグーグル・アースやグーグル・ストリートビューの情報が表示されるだけでなく、WLANコネクティビティやアップル・カープレイを内包することもわかる。
また標準のステアリング直径が375mmであるのに対してオプションで360mm径のものも選べるようになった。どちらのステアリングも918スパイダーが使用するものとよく似ている。