ポルシェ・マカンGTS
公開 : 2015.11.09 23:55 更新 : 2017.05.29 19:04
シリアスなオプションの追加と専用エンジン、そしてシャシーの調整によってポルシェのコンパクトSUVにもGTSのバッジが充てがわれることとなった。
■どんなクルマ?
ポルシェが ‘グラン・ツーリズモ・スポーツ’ のバッジを使いはじめてから、今回のマカンで10台目となった。
ボクスター、ケイマン、パナメーラ、カイエン……、なかには気に入らないモデルもあったのだが、往々にしてベース・モデルからの真っ当な進化を遂げていた。
そしてGTSの名をマカンも冠するようになった。ディーゼルのモデルでさえドライバーを楽しませてくれるクルマなのだから、期待は大である。
GTSが搭載するのは3.0ℓのバイ・ターボV6ユニット。ベース・グレードより20psのパワーアップした360psの値はトップ・レンジのマカン・ターボと基準車とのあいだに位置する。
空気流入の効率化とエグゾーストの背圧の削減、さらにブースト圧を1.2barまで高め、クランクを見なおすことで最大トルクは4.1kg-mアップの51.0kg-mに達している。
よって約1.9トンのSUVは静止状態から100km/hまでを5.2秒で駆け抜けることを可能にした。