レクサスRX450h

公開 : 2015.11.10 23:50  更新 : 2022.12.12 21:29

  • 全長4890×全幅1895×全高1710mm。ホイールベース2790mm。車重2150kg。

  • 軽量化のため、ボンネットにアルミを用いたりしている。これは低重心化にも寄与している。

東京モーターショーで国内デビューしたレクサスの新型RXが発売開始となった。6年ぶりの全面改良で、4代目に進化した元祖ラグジュアリーSUV。日経新聞によれば、月販目標500台に対して、受注7000台と好調な出足を見せているという。エッヂーなエクステリアを最大の見せどころとする新型をファースト・ドライブした。

■どんなクルマ?

FWDの中型セダン、カムリのプラットフォームを流用して1998年に誕生したSUV風クロスオーバーの先駆け、がレクサスRXである。

トヨタ(レクサス)は ‘世界初のラグジュアリーSUV’ と位置づける。‘プリウスよりも影響力のあった偉大なトヨタの発明品’ と後世の自動車史家も大書するかもしれない。

ライバルは、BMWのX3やX5、VWトゥアレグポルシェカイエンの名前まで担当エンジニア氏があげるほど幅広い。

高級ブランドが次々と名乗りをあげる大激戦区で勝ち残るべく、レクサスとしては下にNXを新たに設け、新型RXはわずかに大型化が図られた。といってもプラットフォームは基本的に先代の改良版で、ということは初代以来カムリのそれを使う伝統を守りつづけている。

記事に関わった人々

  • 今尾直樹

    Naoki Imao

    1960年岐阜県生まれ。幼少時、ウチにあったダイハツ・ミゼットのキャビンの真ん中、エンジンの上に跨って乗るのが好きだった。通った小学校の校長室には織田信長の肖像画が飾ってあった。信長はカッコいいと思った。小学5年生の秋の社会見学でトヨタの工場に行って、トヨタ車がいっぱい載っている下敷きをもらってうれしかった。工場のなかはガッチャンガッチャン、騒音と金属の匂いに満ちていて、自動車絶望工場だとは思わなかったけれど、たいへんだなぁ、とは思った。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事