text & photo:高桑秀典 (Hidenori Takakuwa)
チンクエチェント・ユーザーによる、チンクエチェント・ユーザーのための非営利イベントとして知られる「FIAT&ABARTH 500 全国ミーティング」が11月1日に開催された。会場となったのは今年も浜名湖ガーデンパークの西側駐車場で、525台(デモカーを除く)という過去最高のエントリー台数を記録した。
2009年に浜名湖の渚園にて行なわれた全国ミーティング(筆者も参加)がプレイベント的な役割を果たし、2011年にラグーナ蒲郡にて第1回目を実施。この時は車外に出たくないほどの大雨だったが、そんな悪天候にもかかわらず、178台以上もの新旧チンクエチェントが駆けつけた。
そして、第2回目を浜名湖ガーデンパークにて開催。現行型フィアット500/アバルト500の販売登録累計が着実に伸びていたことが追い風となり、350台の新旧チンクエチェントが集結した。第3回目が開催された一昨年も全国各地からフィアット500/アバルト500が310台ほど集まり、全国ミーティングの定着ぶりを再認識することができた。
昨年は約400台が集結したが、これは会場のキャパシティを考慮し、入場制限をして記録した参加台数だった。浜名湖ガーデンパーク側の理解を得られれば、フィアット500/アバルト500を「500台集める!」という当初の目的をそう遠くない将来に達成できるだろうと思われていた。販売登録累計が3万台を突破したことを追い風として、調整を進め第5回目となった今年に実現することができた。
最後にスケジュールを記しておくと、今年も9時に開場、10時にミーティングを開始、11時に集合写真を撮影、11時半からビンゴ大会を実施、14時45分に閉会式、15時に解散というものだった。
All japan FIAT & ABARTH 500 meetingは、ファミリーやカップルはもちろん、ソロでも楽しめる点が特長だ。それだけに新旧チンクエチェントを愛用している方は、来年は気軽に参加してみるといいだろう。
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渋滞を回避するため、はまゆう大橋を通るルートでの入場が推奨された。
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指示に従ってカラー舗装部で一旦停止。ここで写真係が参加全車を撮影した。
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会場内は順路が決められており、参加者たちは徐行で所定の位置まで移動。
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1959年型アメリカーナは秋田から自走で参加。仲間たちとの再会を歓んだ。
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1936年にデビューした初代500トポリーノも展示され、注目の的となった。
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フィアット500のスペシャル仕様であるフランシス・ロンバルディも参加。
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毎年様々なカスタムカーが姿を見せるが、今年は布が張られた500が登場。
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会場内で「これがベストドレッサーかも」と評判になっていたのがコチラ。
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2008年式1.4ラウンジをベースとしたカスタム500は幹事の愛用車。
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1.4POPをベースとしたカスタム500も幹事が大切にしている一台。
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にゃんぱらさんは2年前に買った1.4ラウンジで参加。今回が3回目。
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Suger500さんは昨年新車で買った500で愛犬レッド君とイベントを満喫。
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アバルト500 アセットコルサを公道走行可とした車両も参加していた。
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チョロQ zeroのフィアット500をフルに揃えて展示している500を発見。
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NUOVA 500やFIAT 126のユーズドカーの展示販売も行われた。
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スーパー耐久シリーズに参戦中のG-Tech Sportster GT/Rも展示された。
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会場内では旧500系と現行型の500がそれぞれまとめて並べられた。
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愛車を販売ブースとし、各種グッズ類を売っている参加者も少なくなかった。
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愛犬を連れて参加したオーナーも多く、イベントの雰囲気を和ませてくれた。
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ピクニック気分で楽しめるので、テーブルセットを囲むのも定番の楽しみ方。
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今年は約30cm高のFIAT ベアを飾っているオーナーがたくさんいた。
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恒例行事となっている集合写真は、これまでとは異なり芝生エリアで撮影。
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ビンゴ大会も当イベントの恒例行事のひとつ。今年も大いに盛り上がった。
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幹事団はイベントを毎年進化させており、ビンゴ大会も楽しみやすさが向上。
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浜名湖ガーデンパーク 西側駐車場はフィアット500で埋め尽くされた。
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500、カブリオレ、アバルトに続く、第4のチンクである500Lも参加。
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来年の目標台数も500台以上になろう。オーナー諸兄は是非ともご参加を。