ユーロNCAP、歩行者保護装置をテスト

公開 : 2015.11.12 22:55  更新 : 2017.06.01 01:41

ユーロNCAPは2016年より、歩行者衝突回避システムのテストを開始する。同システムの採用率が高まってきたことが採用に踏み切った理由だという。

テスト内容は、歩行者のダミーを歩道に置き、危険要素(ダミー)に対する車体の反応の速さを見るというもの。シチュエーションは3要素。回避対象は車道に歩いて侵入する大人、車道に走って侵入する大人、さらにクルマがバックする際に背後に飛び出してくる子どもである。

もっとも高いスコアとなるのは時速40kmから回避できた場合だ。最大で60km/hまでテストできるのだという。NCAPによると、早期の回避、素早いレスポンス、クイックかつ間違いのない動作が可能になれば、人間の判断能力を超えたレベルに達することができるのだという。

ユーロNCAPを代表するミシェル・ヴァン・レティンジェンは「人生に多大な影響を与える人身事故を少なくすることが目的です。同時にクルマの購入の際の参考になればと思っています」とコメントした。

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