フォード、よりホットなフォーカスを計画
公開 : 2015.11.13 22:50 更新 : 2017.06.01 01:41
フォード・パフォーマンスは、よりホットはフォーカスを登場させるかどうかについて、フォーカスRSに対する市場の動向を見ているところだ。関係筋によれば、350psのフォーカスRSを越えるハードコアなバージョンについて考慮中とのことで、このモデルは歴史上最も速い加速を持つハッチバックとなる可能性が高い。
このホット・バージョンはフォーカスRSをベースに、更なるダイエットとドライブトレインのアップグレードによって更に高いポテンシャルを持たせたもの。価格はポンド40,000(750万円)前後と予測される。
現行のフォーカスRSに搭載される2.3ℓ4気筒ターボも更なるパワー・アップを試みているが、クーリング・キャパシティが現行のままではなかなか難しい作業のようだ。また、標準的なフォーカスRSでは、その設定価格のため退けられた軽量化へのチャレンジが可能となった。ぼりカーボネイト製のウインドー、カーボンバイバー・レインフォース・プラスティック製のボディワーク、鍛造アルミニウム製のサスペンション・コンポーネンツ、カーボンファイバー・ブレーキ、防音材とインテリア装備の削減などが行なわれ、現在考慮中の新しいドライブトレインを採用してもまだ100kgほど軽く仕上がるのだという。
そのドライブトレインに追加される装備は、フロント・アクスルに装着される電子制御のスリップ・デフ、GNKから供給されるデュアル・クラッチ・トランスミッションなどが。フロントへのリミテッド・スリップ・デフは、標準のフォーカスRSにも採用が検討されていた、と関係筋は明らかにしている。ちなみに、標準のパドルシフト・ギアボックスはゲトラーク製だ。
もしこのフォーカスRSが発売されるのであれば、そのパフォーマンスはAMG A45の4.2秒、アウディRS3の4.3秒よりも0-100km/h加速は速くなるという。ちなみに、スタンダードなフォーカスRSは4.7秒というタイムだ。また、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2というセミ・スリック・タイヤを履けば、さらに上級のドイツ車に近いタイムを叩き出すことが可能だという。