スズキ・バレーノ1.0ブースタージェット
公開 : 2015.11.17 23:20 更新 : 2017.05.29 18:41
スイフトのかたわらで販売される実用的なスーパーミニというのが新型バレーノの立ち位置。広い内装スペースと充実の装備が売りではあるのだが……。
■どんなクルマ?
普段われわれが、新型車を試乗する際にはさまざまな情報が提供される。しかしこのバレーノの試乗は違っていた。
スペイン某所でテストした際、われわれにはコストや装備、そして0-100km/hタイムさえ知らされなかったのだ。
スズキはバレーノの初期のプロトタイプを試してほしいと願っていたのだが、正式な製品化の承認がなさていなかった。あるいはUK仕様のスペックが確定していなかったからだろう。
しかし私はプロダクト・チーム所属のとあるひとりのナイスガイと出会った。断片的ではあるが彼はいくつかの大切な情報を教えてくれた。
英国での販売開始は来年の5月。バレーノは現行スイフトと同列で販売されるとのことだ。スイフトはバレーノよりもスポーティなモデル、バレーノはよりプラティカルなモデルという棲み分けである。
トリム・レベルは2展開。価格帯は£12,000(223万円)〜£14,000(261万円)となり、周囲でいうとフォード・フィエスタやスコダ・ファビアと轡を並べることになる。
エントリー・グレードでもナビ/7.0インチ・インフォテインメント・スクリーン、ブルートゥース、16インチ・アロイ・ホイールは標準。タコ・メーターとスピード・メーターのあいだには4.2インチのTFTスクリーンが設置される。gメーターを含むドライビングにまつわるデータをすべて表示するためである。
トップ・グレードのモデルにはアダプティブ・クルーズ・コントロールやフロント・アラートつきのシティ・ブレーキ、オート・エアコン、前後左右の電動ウインドウが標準で組み合わされる予定だそうだ。