アウディ、走行中にエンジンを止める技術を模索中
公開 : 2012.09.22 18:16 更新 : 2017.06.01 01:03
アウディは、クルマが巡行している時にエンジンをオン/オフさせるのを可能とするため、強力なスターター・モーターを開発中だ。アイドリング・ストップ、すなわちストップ・スタートは最新のクルマにはお馴染みの装置だが、アウディはクルージングの間、エンジンを切ることによって消費燃料を更に少なくしようということを考えている。
インテリジェント・ハイブリッド・ビークルのコンセプトは、48Vを使うアウディA7でテストされている。
この開発中のシステムは、ナビゲーション・システムと組んで、道路の勾配や速度制限を含むデータをもとに、次にどんな道路状況となるかを判断し、航行中のエンジンをストップさせるというものだ。自動車のスピード、ボディのローリング、道路の勾配などをもとに、その採用が計算されるというもの。ドラッグと転がり抵抗は、たとえばトレーラーを牽引しているとか、ルーフ・ボックスがついているとかいった状況も判断する。
また、このシステムは、エンジンをストップさせて1km以上惰性で進むことも可能だと、アウディの技術者はAUTOCARに話した。
アウディによれば燃費が約10%向上するが、その旅行に必要な時間は2〜3%長くなるという。実際、エンジンのオン/オフは非常にスムーズでナチュラルなものであった。