キア・ニーロ・プロトタイプ

公開 : 2015.11.20 23:20  更新 : 2021.03.05 21:36

キアは、2020年までにはEVのモデルを11種公開すると意気込んでおり、標準的な内燃機関をもつモデルも3倍まで増やしたとのことだ。

このタイミングでハイブリッドを出すということは、年間600万台の生産もむずかしいことではない、とキアは考えているのだろう。

■どんな感じ?

ご覧の写真のように偽装が施されたプロトタイプを試すことができたのは、馴染みのない韓国の田舎道。しかも1時間足らずの束の間のテストであった。

当然、正式な結論を下すのはこの後のことだが、今回乗ったかぎり、キアの ‘いつもの’ スタンダードをこのハイブリッド版もクリアしているように感じた。

車体を動かすのは105psと14.9kg-mの1.6ℓカッパ・ガソリン・エンジンと32kWの電気モーター。ギアボックスは6速DCTでバッテリーは1.56kWhのリチウム・ポリマーである。

多くの場合、パワートレインはなめらかで電気モーターからの助力を受けていることもたしかにわかる。ただ、不必要に背中を蹴るような加速はしない。

ハードな運転をしたときのみ、キャビンにはガソリン・エンジンが発するノイズが少なからず侵入する。ただこれは、製品化に向けて改善されるとのことだ。

DCTギアボックスの仕事は悪くない。不必要に回転を上げるないために、早い段階で淡々と変速していく印象である。

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