広州モーターショー
公開 : 2015.11.21 22:55 更新 : 2017.06.01 01:41
ロサンゼルス・モーターショーが開催されるのと同時に、中国は広州モーターショーが開催された。
今回の広州モーターショーの主役はBMWのコンセプト・セダンと言えるが、この他にも中国国内メーカーからは幾つかのニュー・モデルがデビューした。
ボルボのオーナーであるジーリーは、2016年から生産を予定しているブルー・ジーリーを公開。また広州をベースとしたEVモデル、エムグランドEVも発表した。このエムグランドEVは、9.9秒の0-100km/h加速タイムを持ち、60km/h定地走行で330kmの航続距離を、そして通常の使用でも205kmの航続距離を持つ。またジーリーは航続距離に関しては2018年までに400kmにまで伸ばしたいとアナウンスした。更に、2016年中にもハイブリッド・モデルの発売を約束している。ジーリーはEVとハイブリッドの両方のモデルで、2020年には全体の65%を販売したいとしている。ハイブリッドは、1.5ℓターボ・ガソリンとモーターの組み合わせで、トランスミッションは7速デュアル・クラッチが採用される。このパワーユニットは、今年の上海モーターショーで公開されたエムグランド・コンセプトのままで、いよいよプロダクション・モデルに搭載されることとなるわけだ。燃費は50km/ℓを誇る。
アウディが広州モーターショーでTTスポーツバックのプロダクション・バージョンを出すのではというのは、今回は噂になってしまった。しかし、アウディがこのTTスポーツバックのメインとなる市場を中国と考えているのは確かなようだ。
クォロスは、クォロス5SUVを広州モーターショーで公開した。そのどっしりとした外観ではあるが、すべてFWDとなる。記者会見ではオフロード能力については触れず、その代わりに安全性と豪華な装備を強調していたのが印象に残った。
DSは、プジョー308に使われているEMP2プラットフォームを持つ、DS4Sを公開した。エンジンは136psの1.2ℓか204psの1.8ℓターボが搭載される。このDS4Sは設計はフランスだが、製造は深圳。ヨーロッパには導入される予定はない。