ドライバーズカー選手権2015 / プロローグ
公開 : 2015.11.24 23:35 更新 : 2017.05.29 19:54
今年のベストハンドリングカーはどれだ?
いよいよ今年もベスト・ドライバーズカー決定戦、またの名は ‘ハンドリングデ―’ のシーズンがやってきた。例年に増して、強力な候補車が集まっているのは写真をご覧のとおりである。
名前を連ねる車種は変われど、テストの評価基準は20年以上にわたって変わっていない。今年も最新のスーパーカー、スーパー・サルーン、ホットハッチ、ライトウエイト・スポーツをまんべんなく集めてきた。
(直接の後継車種ではないが)2014年のチャンピオンである458スペチアーレに代わる新モデル、フェラーリ488GTBを含む10台を候補車とする。
これまで同様、車両価格は無視。費用対効果も考慮に入れない。それどころか、実用性、使いやすさ、希少性も考えない。インテリアの豪華さもどうだっていい。ラップタイムの計測も、どこか他のメディアに任せることにした。
われわれが興味があるのは、ダイナミクスにおける魅力のみだ。
舞台はノーフォーク州のスネッタートン・サーキット周辺の峠道と、数カ所のサーキットとし、どのようなアピールをするのかを見極める。いよいよテストの開始である。
審査員
アンドリュー・フランケル – シニア編集員(@andrew_frankel)
AUTOCARの長い歴史のうち、なんと26回もの ‘ハンドリングデ―’ を経験するベテラン。豊富な経験と理論的なアプローチに敵うものはだれもいない。クラッシュの回数だって、ファースト・クラスである。
マット・プライヤー – ビデオ部門チーフ(@matty_prior)
コラムニスト出身、今やAUTOCARの権威的存在。最近はビデオ撮影のドライバーとしても姿を見ることが多い。ほとんど毎日値段をつけるのもむずかしいスーパーカーに乗っている。
マット・ソーンダース – テスト部門チーフ(@thedarkstormy1)
様々な数値を目の前にしながらハンドリング・テストに忙しい彼だが、今回のためにスケジュールを調整してくれただけでなく、軍が実弾射撃をおこなうための裏道をテスト・ルートとしてコーディネートしてくれた。
ニック・カケット – テスト部門副チーフ
凝りに凝ったメタファーと、短くも的を得た批評が売りの副チーフ。鎧のような胴体とサイのような首の太さでアリエル・ノマドのキャビンに体をねじ込むのにひと苦労だったというのは秘密。
ドライバーズカー選手権2015
▶ マツダMX-5 vs メルセデス AMG C63 S vs ロータス・エヴォーラ400
▶ フェラーリ488GTB vs ポルシェ911 GT3 RS vs アリエル・ノマド
▶ ランボルギーニ・アヴェンタドールSV vs ポルシェ・ケイマンGT4 (11月26日公開予定)
▶ アウディRS3 vs メルセデス AMG GT S (11月27日公開予定)