ゼノスE10 Rプロトタイプ
公開 : 2015.11.25 23:30 更新 : 2017.05.29 20:01
しかしその理由はよくわかる。ロータス・エリーゼと違って乗り心地はすこぶるいいし、軽量な車体も振る舞いが落ち着いているからだ。
£29,995(558万円)と(この手のクルマとしては)あまり高価過ぎないところもいいのだろう。
同時に、サーキットを愛する者が、さらにパワフルなモデルを欲するようになるのも自然な流れといえよう。そこで生まれたのがE10 Rだ。
2人の創業者の言葉を借りると “最速かつもっともスリリングなモデル” ということになる。
来年の生産台数は20台〜30台が予定されている。エンジンは2.3ℓのエコブーストを使用し、6000rpmにて355ps、4000rpmにて48.3kg-mを発生する。
ユニットの基本部分はフォードが認可するサプライヤーのひとつ、ヘンディ・パワーが製作を請け負っている。
ECUはスペシャル・コンポーネンツの手が入っているというのだから、なみなみならぬ気合いであることがうかがえる。
気になる乾燥重量は700kg、355psに700kgである。パワー・ウエイト・レシオも507ps/トンに達する。
そもそもの車体形状ゆえ、冷却のために穴を開けたりする必要がなく、ボディワークはE10 Sと共通であるが、インタークーラーは大型化され、40%高効率になっているのだそうだ。