ドライバーズカー選手権2015 / ランボルギーニ・アヴェンタドールSV vs ポルシェ・ケイマンGT4
公開 : 2015.11.26 23:50 更新 : 2017.05.29 19:30
もう一度いうが、どちらともいいクルマだ。
しかしアヴェンタドールSVの場合、切っても切れない値段という関係を考えると、必ずしも納得できるパフォーマンスとはいえないところがあるのだった。
1日目、ケイマンGT4はいきなり優れた性能を披露してくれた。「素晴らしくないと思う瞬間がまったくないんだ」っとマット・ソーンダース。
マット・プライヤーも「あと数メートル、いやあと数秒でいいから私にもう少し運転させてくれ」とめずらしくごねている。
アンドリュー・フランケルも「史上最良のEPASシステムだ」と断言している。
筆者もそう思う。マニュアル・ギアボックスの操作感は最高だし、シートの形状も文句なしだ。ペダル配置もケイマンGT4には敵わないし、ドライビング・ポジションも心から満足できる。
背後から伝わるエンジン音は、汗が吹きだすほど刺激的だし、フロント・エンドは常に狙ったラインをトレースしつづけている。
同じ道を走らせて感じる両者の明確な違いは、アヴェンタドールは何をするにも ‘強烈’ というワードがつきまという点だ。