フォルクスワーゲン・ゴルフGTiクラブスポーツ
公開 : 2015.11.26 23:40 更新 : 2017.05.29 18:57
ポルトガルにて初めて試乗したアイコニックなホットハッチのクラブ・スポーツ版は一貫してエンターテイメント性にあふれていた。
■どんなクルマ?
ゴルフGTiクラブスポーツ。ゴルフGTiのなかで、もっともパワフルなモデルである。
クラブスポーツが初めてヴェールを脱いだのは、今年9月のフランクフルト・モーターショーでのこと。1976年にはじめてショールームに並んだゴルフGTiの40周年記念を祝うために企画されたのだった。
英国では2016年初期にデリバリーされる予定であり、価格はおよそ£29,000(538万円)。パワーのみならず価格も現行GTiのなかで最高である。
外観も標準のGTiとは異なる。専用のボディワークは、前後アクスルともに実際的なダウンフォースを生み出し、120km/h前後でもこの恩恵を受けるのは、ゴルフ史上はじめてのことだという。
フロントのナンバープレート下には、蜂の巣状の穴があけられた大型のエア・ダクトを備え、フロント・ブレーキを冷やすために両サイドの台形のエア・インテークが設えられる。
この外側には、ヒダ状のブレードがつく。これもまたダウンフォースの強化のために追加されたもので、VWはエア・カーテンとも呼んでいる。字面からも想像できるとおり、スムーズなエア・フローを実現するためのパーツである。
きらりと光を反射するグロスブラックのドア・ミラー・カバーと、ドア下端のブラックのグラフィックは初代GTiへのオマージュだ。