アルピナD3ビターボ・ツーリング
公開 : 2015.11.27 23:40 更新 : 2017.05.29 18:24
BMW 3シリーズがアップデートされた今、アルピナのD3サルーンとエステートも改良を受けた。われわれはアルピナの3シリーズをこよなく愛してきたが、最新版にも愛情を注ぐ価値があるのだろうか?
■どんなクルマ?
先に結論から申しあげるが「買い」。0-100km/hを4.6秒で駆け、最高速度は274km/hに及ぶ。それでいて(エステートの場合)荷物をたっぷりと飲み込み18.4km/ℓの燃費をマークする。
だから「買い」。今回にかぎり、例外的に結論から述べた次第。
アルピナはM3のようなモデルを作ろうとはしなかった。したがってワイド・ボディを持ちあわせてはいないし、騒がしいマフラーもつけていない。控えめなのだ。
スタンダードな3シリーズと同じボディシェルを用いるだけでなく変速装置もトルコンである。もちろん速く走ることは大事だが、だからといって快適性を損なうことはアルピナにとってはタブーなのだ。
これまでと異なるのは、ツイン・ターボによる加給を受けるストレート6のディーゼルがパワーアップした点だ。最終的には350psと71.3kg-mを発するに至る。